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報告 3月2日 全員協議会~虹の松原~

3月2日、全員協議会が開かれ、虹の松原の保全と安全確保について説明がありました。

※全員協議会
議員の全員が集合し、議案などの審査または議会の運営について協議、調整するために開かれる会議のことです。

www.city.karatsu.lg.jp

 

内容として

1、県道虹の松原線の安全確保に係るこれまでの経緯について

2、文化財保護法の手続について

3、虹の松原の保全と安全確保に関する会議及び庁議の概要について

4、唐津市の判断について

5、伐採作業の予定について

6、今後の対策について

 

事故が起きた2019年7月20日から、25日の間に、緊急的に29本の松が伐採され、事前説明が不十分だったこともあり、松の保全を願う人の懐疑心、松原内の事業者の困惑など、混乱を起こしました。

 

松原の保全・管理については、森林管理署(国)、土木事務所(県)、市・教育委員会三者それぞれの手続きが必要です。

 

結論としては、危険木として調査された、道沿いの松325本のうち、13本について、病害虫被害が深刻として伐採の方針が決まりました。伐採期間は3月9日~19日の平日、9時~17時。通行止めは、3区間に分けて、一部ずつ実施。強風など気象条件や伐採の難易度により日程に変更が生じる可能性がありますが、緊急時に伐採されたときと違い、作業が行われないときは通行止めは解除されます。

 

画像は、この一週間以内に松原で見たものです。

県事業の腐植土剥ぎ取り作業が終わった後のエリア。

私が以前、松原の清掃をしていたとき、雑草を根っこから取ろうとして掘っていたら空き缶に行き当たりました。1個2個かと思いきや、掘れども掘れども空き缶・空き瓶が出てきました。アルコール飲料や清涼飲料水のものです。昔、キャンプ場だった頃に利用者が埋めていったのでしょう。結局、30分くらい掘り続けたのではないでしょうか。

 

誰かが捨てていったものを廃棄するにも、税金が必要で、写真のものは市から森林管理署に連絡しなければいけないようです。とはいえ、予算の目的外使用はできない。これが「家計」と違うところです。(二度目の)とはいえ、処分できるようになって回収するのではなく、まずは回収していただきたい。

 

腐植土剥ぎ取りの県事業予算の財源が、核燃料サイクル交付金で今年度で尽きるようになっていたため、井上ゆうすけ県議が、県議会で事業継続の必要性を訴えてくれました。なんとか、次年度からの予算が確保できるようです。

 

今回の全員協議会で報告された松の内容が、県道沿いのことが主になっていたため、議員から「松原全体の保全について、関係機関との連携体制や虹の松原保護対策協議会の在り方など、見直し・強化が必要ではないか」と質問が出ましたが、市だけで結論して回答できることではないので、森林管理署と土木事務所も参考人として参加できるなら、そうしていただければ有意義だったと思っています。

 

日頃の安全の主は、一人一人の意識から。

安全運転でいってらっしゃいませ。

 

虹の松原保全活動への参加はこちらから

「アダプト事業に参加するには、どうすればいいですか?」と聞いてみましょう。

www.karatsucity.com

※アダプト・プログラム (英語: Adopt program) は、市民と行政が協働で進める清掃活動をベースとしたまち美化プログラム。アダプト (Adopt) とは英語で「○○を養子にする」の意味。一定区画の公共の場所を養子にみたて、市民がわが子のように愛情をもって面倒をみ(清掃美化を行い)、行政がこれを支援する制度。一部地域ではアドプト・プログラムと表記している。

市民と行政による協働事業であり、役割分担がされる。
市民の役割の例…清掃活動、除草、花植え、違法広告撤去、砂まき(豪雪地帯等)など
行政の役割の例…清掃に必要な用具の貸与、ごみの回収、サインボードの設置、ボランティア保険の加入など

ja.wikipedia.org

 

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