新型コロナウイルスを拡大させないぞ！ 唐津市臨時議会閉会
7月20・21・22日 臨時議会が終わりました。
「唐津宿泊促進キャンペーン補助金」を決めたところで、市内で5月ぶりの感染者が確認されることとなりましたが、産業経済委員会審査報告書では5項目の附帯意見とともに可決しました。
※ 附帯意見とは
議案に賛成はするものの、審査を通して「特に留意すべきこと」や「更なる協議・検討を要すること」など、委員会の意思を表明するものです。
法的な拘束力はありませんが、いわば「改善の余地があるが事業の必要性を認め、附帯された項目に取り組むことを前提に可決する」ということであり、行政はこれを無視することはできません。
◆7月臨時議会で可決された事業
・ひとり親世帯臨時特別給付金
・唐津宿泊促進キャンペーン
・スクールサポート・スタッフ配置
・小中学校感染症対策
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ひとり親世帯臨時特別給付金
従来からの制度を補強するものです。対象世帯に一律の基準で支給する「基本給付」の他、新型コロナウイルス感染症による収入減に対応する「追加給付」があります。8月中に、児童扶養手当の現況調査と一緒に、対象世帯に送られ、「追加給付」については申請が必要ですのでご注意ください。
唐津宿泊促進キャンペーン
産業経済委員会にて、「事業目的、趣旨に沿った制度設計を行い実施すること」「事務費は最小の経費で最大の効果が発揮できるよう精査すること」「新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が万全に行われるよう事業主体へ指導を行うこと」「公正かつ円滑に実施すること」、また産業経済委員会のみならず全体に対して当てはまることですが「医療、介護従事者に配慮した取り組みを検討すること」の、5項目の附帯意見が付いています。
利用客を九州圏域に限定し、市民枠を設けての実施で、8月8日からの予約受付を予定されています。具体的なことについては、受付窓口など設けられてから改めてご案内します。
スクールサポート・スタッフ配置
25名のスタッフが「会計年度任用職員」として募集されます。雇用期間は来年3月末日まで、勤務時間は一日4時間です。業務内容は、校内の換気・消毒、児童生徒の健康状態記録など専門性はなく、募集の要件にも資格等の条件はありません。
この仕事だけでは、月々の収入は62,208円～76,032円から雇用保険、所得税が差し引かれた金額となります。家計の副収入として応募してくださる方がどれだけいらっしゃるか気がかりです。公務員に限らず、都市部と地方の最低賃金格差の解消を国にも求めていきます。
また、学校は恒常的に人手不足が叫ばれていますので、県が来年度以降も事業の枠組みを継続してくれるとよいですね。他の自治体の議員さんとも話してみたいと思います。
※会計年度任用職員とは
会計年度任用職員は、地方公務員法に定められた一般職の地方公務員で、任期の定めのある非常勤の職員です。
