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佐賀県女性議員ネットワーク 神埼市役所にて研修

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神埼市議会 議場にて

10月26日 佐賀県女性議員ネットワークの研修が、新しくなった神埼市役所でおこなわれました。

 

佐賀県女性議員ネットワークとは

www.nishinippon.co.jp

現在の参加人数は31名

 

この日のプログラムは、神埼市の市議会議長と副市長から挨拶をいただいた後

・庁舎建設に対する思い 田中信博 神埼市副市長より

・新庁舎見学

佐賀県女性議員ネットワーク総会

・研修①閉会中の議会活動について

・研修②みんなの選挙の話

という感じです。

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右側が傍聴席 左側が議席

 

私は総会からの参加でしたが、田中副市長のお話も良かったそうです。

聞きたかったな・・・😢

 

開催地となった神埼市議会では、常任委員会の日程(閉会中を含む)、議会報告会など議会全体の年間スケジュールが示されました。

 

佐賀市の議員さんからは、視察受け入れ時に配布されている「佐賀市議会のあらまし」を見せていただきました。本議場での会議録だけでなく、平成21年から委員会の会議録もHPで公開されているそうです。

唐津市議会は、各委員会の日程が重なっているため、他の委員会の傍聴に入るのが困難ですが、他の自治体では全議員が全ての委員会を自ら見聞きできるよう日程をずらしての開催も珍しくありません。実際に傍聴に行きましたが、傍聴者があることを前提とした広さや座席であるため唐津のような「(狭いのに、さらに狭くしてすいませんという)申し訳なさ」がありません。開催中のドアも開け放ってあり開放的でした。

基山町嬉野市では、毎月1回の全員協議会を開催することになっています。内容や進め方については、傍聴してみたいという関心がわきました。

 

関心と同時に、感心したのは基山町議会が行っている「中学生による子ども議会」です。「学校の先生たちへの負担は?」と誰もが懸案する質問がもちろん挙がりました。町議会でも、その点は配慮が必要ということで、先生方への説明は行いますが打ち合わせや準備は生徒会と議会が主になって進めたそうです。素敵な取組みですね。

 

その他、選挙のやり方については「公費が出る部分があるとしても、出来るだけ出費は抑えたい(誰もが挑戦しやすく、税金の支出も抑えられる)」「朝や夕方遅い時間、子どもがお昼寝してるような時間帯は、大きな音を出したくない(選挙カーや街頭活動)」など、共感する意見や実践例をみんなで共有しました。

 

令和2年度の当初予算において、唐津市 市長・市議会議員選挙費は9996万6000円が組まれています。

投票とは何か、この間 感じたことは「わたし、ここに居ます」という意思表示です。実際に、白紙や候補者名以外を記載して投票する人は唐津市でも3桁の数いらっしゃいます。

誰に投票したかを人に言う必要はなく、政治に対して「意思表示する意思がある」と示す機会でもあると考えています。

投票の結果は、地区別・年代別で出されており、ある地区は60、70代の方の投票率がゼロで、子にあたる30、40代の投票率もゼロであるなどが分かります。そうすると、政治家としてはまずは当選しなければいけない訳ですから、投票行動が活発な地区での活動が活発になるか、票を集める力が強い人とのパイプを強くするかということになります。

特に「票を集める力が強い人とのパイプを強くする」というのが、各地で同世代(30、40代)の人が言う「地域の催しに政治家がきても、区長さんや年配の人に挨拶するだけで自分たちは話すことがない」という距離感に繋がっていると推測されます。

 

女性が議員になることで、政治と有権者との距離感が縮まる効果もあるでしょう。幅広い年代の議員がいることも同じ効果が期待されます。

 

県内で女性の割合が最も多い自治体は大町町の37.5%(8人中3人)です。吉野ヶ里町上峰町玄海町、有田町が0%(令和2年10月16日時点)。次の唐津市議会議員の選挙は候補者が多数いらっしゃるようなので投票率が上がることを期待します。また、無所属で当選して、あとは長いものに巻かれる傾向があるようなので、無所属で立候補した方には、その姿勢を貫いて欲しいと思わずにいられません。

 

今回のテーマではありませんが、他の自治体も高齢化しているものの議会資料のタブレット化を進められています。タブレットに議案や委員会資料が入っていれば、街中でもすぐに該当箇所を出して話し合うことができます。字句の訂正があったとき、現在は冊子そのものを差し替えとなり紙も手間ももったいないと感じていますが、タブレットであればデータの差し替えで対応できます。

前年度との比較など、長時間の作業になる場合に画面よりも紙がいいとは思いますが、工夫しながら慣れていくでしょう。

紙ベースの資料を全てなくす訳ではなく、全ての資料を紙にしておく必要性が改めて問われます。